読書感想文76
手塚正己著の『凌ぐ波濤』をご紹介します。
サブタイトルが、海上自衛隊をつくった男たちです。
大東亜戦争の戦後、軍隊が解散され、その後自衛隊が発足するまでの苦難のみちのり、
そして今日まで議論の絶えない憲法との整合性。
そんな物語ですが、なかでも全編を通して登場される谷川清澄さんの最後の言葉、
「日本は国も人も覇気がなくなってしまった。年を重ねるごとに立派な国になるどころか、
むしろ悪くなったいる。どうしてこんな国になってしまったのか・・・」
「わたしが死んであの世に行ったら、戦死した戦友たちから、「なんだ貴様、それだけ長生き
したくせに、どうしてあんな国にしてしまったんだ」って、地獄に叩き落とされますよ」が特に
印象的です。
もっと歴史を知り、日本人である事に誇りを持ち、日本と言う国に自信を持ちましょう。日本人!