読書感想文146

今回ご紹介する作品は、大好きな作家の井沢元彦著の「穢れと茶碗」です。

1999年に文庫本が販売された作品ですが、26年たっても全く色あせない内容です。

度々話題に出る、洗って綺麗にしたらおちる「汚れ」と洗っても綺麗にならない「穢れ」の違い。

そこに、平和憲法を守れば、外国諸国からの侵略を受けず平和を達成出来ると言う「言霊信仰」も加味して展開されていきます。

日本人が無意識に信仰している宗教的な思想を理解し克服し、諸外国との円満な関係を築いて行こうと提案されています。

真に興味深い一冊です。