読書感想文143

今回は、吉村昭著の「破獄」をご紹介します。

久しぶりに吉村昭さんの本を読みましたが、改めてすごい作家の方だと思いました。

この本は、ある囚人が昭和11年青森刑務所、昭和17年秋田刑務所、昭和19年網走刑務所、昭和22年札幌刑務所を犯罪史上未曾有宇の4回も破獄した物語です。

その綿密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦中・戦後の動乱の時代背景に重ねて描かれています。

あっという間に読破してしまう一冊です。

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